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JR貨物を利用した引越

JRの貨物を使ってする引越とは、つまり、コンテナに荷物を積載してJRの鉄道路線で、転居先の最寄の貨物駅まで運搬する事ですよね。 う~ん、なるほど、こういう方法もあったんだと、初めて聞いたときは新鮮でした。

個人的には、家財を「貨物」として運ぶ発想がありませんでした。引越とは車で運ぶもの、という先入観が頭の中に出来上がっていたのです。

具体的には、(現在の家から駅まで)と(駅から新居まで)についての運搬はトラックで行います。
そして、(駅から駅まで)の間を、高速コンテナ列車で運ぶと言うものです。

このドア・ツー・ドアのサービスについては、次のようなプランが見られます。

◆ JR貨物の「引越サービス」があります。但し、外部運送業者(日本通運)がトラック集配等を行います。

◆ 一部の業者が、鉄道コンテナ輸送を活用した引っ越し業務を提供しています。

つまり、JR貨物が一切を行うのではなく、外部のひっこし業者と提携・協力して提供しているサービスだと言えそうです。

どんな特長があるの

長距離になるほどお得
近隣の他府県/エリアに引っ越すのでしたら、トラックで運んだ方が料金が安いように感じますが、
中~長距離ならば、JR貨物のほうが料金的には、基本的にお得になるようです。

時間に正確、安全で安心
私たちは、色々な乗り物を移動手段にします。その中でも電車は時刻表を厳守しているので、とても時間に正確ですよね。また、運行上安全性が高く、そしてコンテナは貸切なので、他者の荷物と混ざったりする心配も無いと思います。

広範囲なネットワーク網
北は北海道から南は九州に至るまで、JRには140~150の貨物駅があります。全国一円に運送してもらえそうです。

コンテナについて
使用されるコンテナの容量にはタイプがあるようですが、およそ2~4トン余りに相当する重量の荷物を積載出来るそうです。私は単身者ですが、充分な容量だと思います。

荷物を保管してもらえる
運搬先の貨物駅において最長で5日間までは、無料で荷物を預かってもらえます。という事は、「現在宅から早めに荷物を搬出して数日後に新居へ運び込む」といったスケジュールも立てられますね。

エコな観点
地球温暖化の原因としてCO2の増加があげられていますが、鉄道輸送はCO2排出量が比較的少ないそうです。

プランの種類

たとえばどんなプランがあるのか見てみました。(註:サービス内容は変更される事があります。)

引越サービス
JR貨物(日本貨物鉄道)が提案しているものです。メインの提携企業(パートナー)は、日本通運になっています。日本通運と言えは、鉄道輸送における国内最大手の企業です。豊富なノウハウやスキル、十全な体制を有しています。私見ですが、日本通運に直接連絡を取って相談した方が、話がスムーズに進むように思います。

長距離エコ便
アリさんマークの引越社が提供しているサービスです。
ドア・ツー・ドアの基本的なサービス内容は、JR貨物/日本通運と似ていると思います。

上記のいずれのプランにおいても、コンテナ(鉄道上)ではJR貨物が、そして、荷物の搬出や搬入・トラック運送については、引越業者(運送業者)が作業を担当します。餅は餅屋と言いますか、それぞれプロが行ってくれる訳ですね。ウェブ上や電話などで問い合わせをする事が出来ます。見積りは無料です。

JR貨物による引越の料金

引越しを行う場合、通常、どのような方法があるでしょう。大きく分けると、業者への依頼(トラック輸送)やレンタカーを借りる・・・といった方法が考えられますが、JR貨物を利用した鉄道によるコンテナ輸送も利用出来ます。遠距離へ転居するケースには、格安料金になる可能性もありますので、検討する価値はあるのではないでしょうか。

短距離ならば、普通にトラック運送した方がコストが安いかも。でも、距離が長くなってくると、コンテナ輸送を活用した方が、料金が割安になる傾向があるようです。

ちなみにJR貨物を使った引っ越し費用については、主に次の3つの運搬要素から成り立っています。

①(現在の家から駅までの手間/料金)
②(駅から新居までの手間/料金)
③(駅から駅までの手間/料金)

については、JR貨物による鉄道コンテナ輸送ですので、運賃の料金体系は一律ですよね。もちろん、利用するコンテナ数もコストと関係してきます。

①②については、荷物のボリュームや養生、資材の利用、オプション、人員、駅までの距離、さらには業者によっても、引越料金の総額は変わってくると思います。

引越社やアート引越センターのほか約150社から、複数業者の見積りを、無料で手軽に取り寄せて比較検討出来ます。

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