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ホスピタルコンシェルジュ

現代社会において医療機関では、患者さんたちに対するキメ細やかな配慮、サービスが求められています。患者さんに気持ち良く安心して通院、入院などの治療を受けて頂くための体制作りが大切となってきています。

そこで、病院内の事務系スタッフとも迅速に疎通がはかれる専門知識を持ち、患者さんの質問や相談、要望に的確に対応処理する事が出来る、コミュニケーションや接遇のスキルを持った人材が求められています。

なぜならば、いまは以前よりも増して、患者さんが幅広い選択肢から病院を選ぶ事が可能な時代だからです。

ホスピタルコンシェルジュとは、病院などの医療機関において、患者さんに対する様々な接遇を行うサービス職であり、また、医療機関の事務系スタッフとも充分なコミュニケーションが取れる実務能力が求められる仕事です。なお、医療行為そのものは行いませんので、看護師職とは、また異ったポジションかと言えます。

患者さんと接する機会が多い職種であるホスピタルコンシェルジュは、病院のイメージを形成する大切な仕事だと思います。新たに医療機関への就職をお考えの方はもとより、すでに医療機関に従事している方にとっても、スキルアップ、キャリアアップに繋がる職種であり資格なのではないでしょうか。

医療機関の手厚いおもてなし

ホスピタルコンシェルジュは、英語とフランス語を合わせた造語です。

ところでホスピタルを訳すと「病院、医療機関」といった意味になります。また、コンシェルジェとは、現代においては、「専門的な知識やスキルを持つサービス係・アドバイザー」といった職種に使われます。そして、ホスピタリティは「手厚いサービス、おもてなし、接遇」といった意味です。

つまり、ホスピタルコンシェルジュは、病院等の医療機関において、患者さんなどの来訪者・利用者に対して、手厚いおもてなしをするお仕事だと言えるでしょう。

ホスピタルコンシェルジュ検定試験に関して

ホスピタルコンシェルジュの「肩書き、証明」を得るためには、 検定試験を受ける事となります。 テストは、技能認定振興協会が主催・実施しています。 なお試験の実施運営は、ニック教育講座 日本医療事務センターに委託されています。

資格には、1級から3級までの3種類があります。
1級と2級については、学科試験と実技試験があります。3級は学科試験のみです。 受験資格につきましては、学歴や実務経験は問われません。 但し1・2級については、学科試験の合格者のみ実技試験を受ける事が出来ます。

検定試験の概要

ホスピタルコンシェルジュのテストは、基本的には春、夏、秋と年に2~3回実施されます。
学科と実技とは試験時期が異なります。また1級の学科に限り9月にのみ実施されます。

試験の時間については、3級(1時間)、2級(学科2時間、実技約20分)、1級(学科2時間、実技約15分)となっています。実施会場については、全国の日本医療事務センターの指定した会場や専門学校などで行われます。そして1級についてのみ、6会場で実施されています(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)。

どんなレベルの問題が出題されるか、ですが、受験する級によって問題の難易度が異なります。

学科試験は、医療機関・病院における諸制度や関連法規を含めた基本的・専門的な知識、接遇やコミュニケーション、電話応対について、心構え、そして社会的な一般常識、などが問題として出ます。

ホスピタルコンシェルジュの実技試験は、接遇に関するマナーや専門知識、コミュニケーションスキルなどが実技で試されます。自己紹介や電話応対といった実技もあります。

勉強や就職について

検定試験の勉強については、個人で学習する事が可能ですが、ホスピタルコンシェルジュの取得を目的とした、医療関連の専門学校や通信講座もありますので、活用されてみても良いのではないでしょうか。

また、ホスピタルコンシェルジェの資格を活かせる就職としては、病院やクリニック等の医療機関があります。たとえば受付業務などです。
福祉施設・機関の仕事を行う上でも、有利なスキルになるでしょう。

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