いつまで?
赤ちゃんの哺乳瓶に関する口コミなどで、色々な方の経験談や意見を見てみました。
すると、1ヶ月で止めてしまった方もいれば、3ヶ月の方もいるし、半年の方、1年間続けた方もいる・・・といった具合でした。
どうやらケースバイケースで、消毒をするのは「いつまで」か、はっきりとした時期は無いような気がしてきました。
それでも気になったので、いつまで行うべきか、さらに色々と調べたり考えてみたところ・・・
どうやら、赤ちゃんが、自分の指をくわえたり、おもちゃを口に持っていこうとするなど、 いわゆる、おしゃぶりをやりだした頃が、消毒を止めても良い目安となるようです。
そしてまた、赤ちゃんの健康を考えると、生後6ヶ月くらいまでは続けた方が良いのかな、とも思います。
哺乳瓶の消毒に関係していること
どれくらいの期間、哺乳瓶の消毒を行うべきなの?
その具体的な期間については、「赤ちゃんが口にモノを入れ出すまで」、「6ヶ月まで」 と、目安を立てることが出来ます。
その理由・根拠については、免疫力や抗体が関係してきます。
免疫力とは、外部の雑菌や毒素といった異物が身体に入ってきた場合に、それらから自分自身の身体を守る力です。
抗体とは、からだの中で作られる免疫力の元となる成分の事です。
免疫力ならびに抗体の強さは、言い換えると、慣れ・抵抗力の強さのことです。
簡単には、次のように考える事が出来ます。
私たち大人(成人)は、長年生きている中で、
様々な雑菌・ばい菌・毒素を体内に取り込んでいます。
そして、その事により、抗体が作られて免疫力が高められます。
つまり、大人には、それなりに抵抗力が備わっています。
多少のことでは、簡単には体調を崩しません。
では、赤ちゃんの免疫力は、どうなっているのでしょう??
赤ちゃんの免疫力が低い期間は気をつけましょう
赤ちゃんは、生まれてくる前は、お母さんの胎内で優しくしっかりと守られています。
そして、生まれた直後はまだ 、お母さんから受け継いだ免疫力が、からだに残っているそうです。
ところが、1ヶ月、2ヶ月と経つうちに、その能力はドンドン低下していきいます。
そして、3~6ヶ月くらいの頃には、免疫力が極めて低い状態になってしまうのだそうです。
でも、人間にインプットされたDNAのなせるワザでしょうか、そこから徐々に赤ちゃんは、免疫を付けていきます。
V字回復ですね。そして、12ヶ月を経過した頃には、成人の約半分ほどの免疫力を獲得するのだそうです。
赤ちゃんは、生後1年ほどで、免疫力が大人の半分くらいになります。
従いまして、赤ちゃんの哺乳瓶の消毒を、いつまで行うべきかについては、衛生や安全面を考慮すると、少なくとも6ヶ月くらいまでは、やっておいたほうが良いのかな、と思います。
免疫力がまだ充分ではない時期は、気をつけるべきでしょう。
ちなみに、赤ちゃんが指のおしゃぶりを始めたり、モノを口に入れようとするのは、心理的な意味があり、例えば好奇心の表れでもあると思うのですが、雑菌等、外部の異物に慣れるための行為でもあると思います。
ですので、おしゃぶりや、口の中にモノを入れ始めても、それほど神経質にならなくても良いのではないか、とも感じます。
但し、下痢の症状がみられる等、体調不良の場合には、衛生面について充分気をつけてあげたほう良いでしょう。
消毒の方法に関して
哺乳瓶の、汚れやミルクの残留分を除去するためには、まずは洗剤で洗浄するのが基本ではないでしょうか。
洗い方は、例えば食器用洗剤を使用して洗って、清潔に保管する方法によって、それなりに清潔に保てます。
そして、さらに雑菌の付着・繁殖を防ぐためには消毒・除菌をします。例えば、煮沸、電子レンジの使用、消毒液の使用といった方法があります。
煮沸(しゃふつ)
鍋などで湯を沸騰させて浸けます。伝統的でポピュラーな消毒方法ですよね。ゴムの部分は、長持間浸けないようにします。
煮沸時に安全で便利なハサミもあります
電子レンジ
電子レンジで数分間温めます。レンジ専用の、哺乳瓶の殺菌・消毒器が発売されています。
殺菌・消毒器 |
|
|
---|
消毒液、洗浄剤
液体に浸け込んで消毒する方法です。杏林製薬(ミルトン)、ビジョンの他、色々と販売されています。洗浄するための専用容器(ケース)もあります。
洗剤は、植物由来、アミノ酸系他のエコな洗剤が多数販売されています。哺乳瓶の他、食器、おしゃぶり、おもちゃ、野菜なども洗える洗剤があります。
消毒液 |
|
|
---|
洗浄剤 |
|
---|
余談~サイト管理人の赤ちゃん時代は・・・
試しに母に尋ねてみたところ「洗剤では洗っていたけど、消毒はしていなかったよ」との事です。
私が乳児だったのは、数十年も昔の話です。当時は、衛生面への関心度が、現代ほど高くなかったでしょうし、そもそも育児に関する情報量が、今よりもずっと少なかったと思います。
しっかりと哺乳瓶を消毒していたお母さんは、まだ少数派だったでしょう。
個人的な赤ちゃん時代のエピソード(母親談)を踏まえると、「いつまでやれば安心なのだろう」と、あまり神経質ならずに、赤ちゃんの成長や体調の様子を見ながら、ケースバイケースで洗浄や消毒を行えばいいのかな、と感じます。
ちなみに私、それなりに元気な大人に成長しました。(ノ´∀`*)