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かまど味でお米がおいしく炊けるヒミツ

圧力炊飯器のかまど味は、企業表記によると「IH式圧力沸騰炊飯器」となっています。開発・製造はサンヨー(三洋電機コンシューマエレクトロニクス/旧・鳥取三洋電機)が行っています。内釜はアルミ・ステンレス鋼。普通の白米なら、5.5合まで炊飯可能となっています。一般家庭なら充分の容量ですよね。また、0.5合から炊けますので、単身者の私にも使用出来そうです。色々なお米(例えば、白米、無洗米、玄米など)に、勿論対応しています。「発芽玄米」を作ることも可能となっていますので、ヘルシー志向の方にも良いですね。

2011年に、パナソニック傘下となりました。(ブランド名もパナソニックへ移行。)

さて。かまど味が、通販生活(カタログハウス)において評価が高いのは、「つやつやふっくらとした、香り良しのおいしいご飯が炊けるから」だと思いますが、そのヒミツのひとつは「おねば」にあるようなのです。

おねばの話

お米を入れた釜を沸騰させた時に生成される粘着性のあるデンプン質の成分。それが「おねば」です。「お米の旨み」が凝縮されていて、ご飯のおいしさに大きく関係しているのだそうです。そして、かまど味は、高温・高圧力で沸騰させる事によって、絶妙な量の「おねば」を生成する事に成功しているのだそうです。古来の「羽釜で炊いた時」のような風味を目指して開発をしたとの事です。

ちなみに私が持っているような従来の電気炊飯器では、残念ながら、おねばは殆ど生成されないようです。なぜなら、そこまで釜の温度が上がらないように設定されているからです。火力・・・・沸騰力が弱いと言う訳でしょうね。

そう言えば昔、実家で使われていたガス炊飯器は、勢いよく蒸気をを噴き出し、時にはふきこぼれる事もありましたが、きっとあれが、おねばだったのですね。「電気釜よりガス釜のほうが美味しい」といったイメージがあるのは、こういったことも関係しているのかもしれません。

「通販生活」の広告(新聞の折込み)を見て、サンヨーが製造している「かまど味」という圧力炊飯器が口コミ的に話題になっているという事を知りました。そこで少しネットで調べてみたり、コンビニで通販生活の雑誌を立ち読みしてみたところ、読者(ユーザー)の方たちから、「かまど味」はかなりの人気があるが分かりました。評判になっているようなのです。

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ところで私は単身者ですが、自宅で自炊をしています。外食はお金もかかりますし、健康も気になりますので、基本的には、自分で作って食べるようにしています。ただ、面倒くさがりですし、人様にふるまえるようなレベルではなくて、自分自身でなんとか食べれる程度の料理スキルです。つまり、料理ベタと言う訳ですよね。

私は、あまりたいしたおかずは作れません。でも、特にグルメでもありませんので、まあ、いいかな、と思っています(笑)。でも、「お米」については、おいしく炊けたらいいのにな、と、かねがね感じていました。お米が上手に炊けていると、適当なおかずであっても、とてもご飯がおいしく感じられます。

現在、電気炊飯器を使用しています。少量のお米でもそれなりに炊けますので、重宝はしておりますが、どこか頼りない感は否めません。特に、炊き上がるとすぐに底のお米が固くなっていくのが困りモノです。使用し始めて数年経ちますので、性能・機能的な低下が起こっているのかもしれませんし、私の水加減や使い方にも問題があるのかもしれませんが、ベタベタするか、固くなってしまうかの両極端で、ふっくらした「愛らしいお米」に炊き上がりません。

ですので、炊飯器については少々気になっていました。そこで目に留まったのがサンヨーの「かまど味」、そして「おどり炊き」(パナソニック)と言う訳です。

(2008記)

通販について(おどり炊き)

従来、炊飯器「かまど味」は、通販生活(カタログハウス)の雑誌やウェブサイトで、(おそらく独占的に)販売されていました。

しかしサイト管理人が確認したところ、2014年3月現在、少なくとも通販生活のサイトでは通販されておりません。詳しい事情は未確認ですが、生産を終えた可能性が高いです。

通販生活では現在、タイガー魔法瓶の「蓄熱かまど味」という炊飯器を紹介しています。

後継器の【おどり炊き】は、かまど味と同じスタッフが開発したIH式圧力沸騰炊飯器です。 かまど味に匹敵するかそれ以上の機能を持ち、幾つかの種類が販売されています。お米の旨みの素である「おねば」も、見事に生成します。「家電芸人」の方たちも高評価しているようです。

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Panasonic可変圧力IHジャー炊飯器おどり炊き

サンヨーブランドの件

三洋電機(グループ)は、2011年(平成23年)に、パナソニックの完全子会社となりました。 また白物家電(冷蔵庫・洗濯機)については、中国系企業ハイアール社に売却されました。 家電製品については、サンヨーからパナソニックへのブランド移行が実施されています。近い将来、炊飯器についても、SANYOは全てPanasonicブランドに変更(統一)されます。しかしながら、長年に渡ってサンヨーが培ってきた技術は、今後も継承され、新しい製品に活かされていくことでしょう。

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